スーと伸びた綺麗な脚にあこがれる方も多いでしょう。
ただ、細いだけでは美脚とは言えません。
適度に筋肉を着いている脚こそが、美しい脚だと思うのです。
ですが、「筋肉をつけると脚が太くなってしまうのでは?」と思いがちです。
実は、太く見えてしまう筋肉と、美脚の筋肉があるのです。
太く見えてしまう筋肉が大腿四頭筋というモモの前の筋肉です。
それに対して美脚を作る筋肉は、ハムストリングスと呼ばれるモモの裏側の筋肉です。
このハムストリングスは、腰痛の改善だったり、速く走るためにも欠かせない筋肉でもあります。
なぜ、ハムストリングスを鍛えると美脚になるのでしょう?
これは、ハムストリングスの着いている場所と関係があります。
ハムストリングスは構造上、後ろの方に大きくなるように着いています。
なので、鍛えても太く見えないのです。
ですが、意識的にハムストリングスを鍛えることは、なかなか困難なことです。
なぜかと言いますと、筋肉が使われることを意識しずらいからです。
ですので、「太ももを鍛えよう」とすると、どうしても前の筋肉ばかりを鍛えてしまうのです。
これは、太ももの前の筋肉のほうが使われた感が強いからです。
前の筋肉(大腿四頭筋)は、筋肉が外に広がるように着いているため、鍛えれば鍛えるほど太く見えてしまいます。
また、 ハムストリングスは単独で働くことが少ないため筋トレでは鍛えにくい筋肉でもあります。
もちろん、ハムストリングスを鍛える筋トレの方法もあるので美脚を目指すだけならば筋トレでもいいのかもしれません。
ですが、私の思う美脚は違います。
「歩く動作の美しさ」も含めて美脚だと思います。
もし、「歩き姿も美しくありたい」と思うのであれば、筋トレの方法では美しい歩き姿を得ることはできません。
筋トレでハムストリングスを鍛える方法に、レッグカールがあります。
レッグカールは、うつ伏せになって膝を後ろに曲げる動作を負荷をかけて行います。
ですが、歩く動作は膝を後ろに伸ばす動きです。
この時にハムストリングスが使われます。
同じハムストリングスを使うにしても膝を曲げて使うのか、膝を伸ばして使うのかで大きく違います。
膝を曲げて鍛えるレッグカールとでは脚の動きが大きく異なるため、レッグカールで鍛えられたハムストリングスは、歩く動作に反映されないのです。
なぜならば、レッグカールで使うハムストリングスはレッグカールを使う時だけ使われるように、脳にプログラムしてしまうからです。
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本来、ハムストリングスは歩く動作の過程で使われるものです。
そして、体幹部の動きと連動しなければ有効に使うことなどできません。
そうしたら、ハムストリングスを有効に鍛えるためにはどのようにしたらいいのでしょう?
方法は、ただ「歩く」こと。
ただし、ここで気を付ける点が3つあります。
- 背筋を伸ばす
- 目線を前に向ける
- 膝を後ろに伸ばす
この3つの点を意識することで、ハムストリングスが有効利用することができようになり、美脚を手に入れることができます。
それでも難しいと思われる方のために、美脚になる脱力トレーニングを行っております。