声をダメにする腹式呼吸

人がコミュニケーションを図る手段として最もよく使われるのが「声」です。

 

声のお仕事の歌手や司会、講師や営業などの方はもちろんのこと、事務や工場などのお仕事でも言葉のコミュニケーションとることは必要だと思います。

 

なので「声の通りが良い」それだけでメリットです。

 

特にプロを目指す人で、

  • 音域を広げたい
  • 通る声を出したい

と思い、ボイストレーニングに通っているかもしれません。

 

もし、トレーニングを繰り返しても成果が表れない。

 

それは、腹式呼吸が原因です。

 

一般的に腹式呼吸が良いと言われて、発声練習も例外ではありません。

 

しかし、腹式呼吸をマスターすることができない人が多いように思われます。

 

それは、なぜなのでしょうか?

 

日本人のほとんどが“腹式呼吸には向かない”体型だからです。


なので、一生懸命になって腹式呼吸を練習しても声が出ないばかりか体に負担をかけてしまいます。

 

腹式呼吸は、外国人に多い、骨盤が前に倒れた体型、反り腰の人が行いやすい呼吸なのです。

 

対して、日本人は骨盤が後ろに倒れた体型、猫背の人が多いのが特徴です。

 

骨盤が後ろの倒れがちな体型の人が意識的に腹式呼吸を行おうとすると、体に大きな負担をかけてしまします。

 

その結果、「パフォーマンスが上がらない」「のどを痛める」「体の調子を壊す」などの原因となります。

 

だからと言って、腹式呼吸がうまくできなくても悲観することはありません。

 

なぜならば、発声と呼吸は同じ運動ではないからです。

 

発声と息を出す時とでは声帯の形が異なり、息を出す時には声帯は開いていますが、声を出す時には声帯は閉じています。

 

このように呼吸と発声とでは、似て非なる運動なのです。

 

なので、呼吸を必要以上に重要視することはありません。

 

なぜならば、声を作っているのは顎と舌の働きによるものだからです。

 

顎と舌を巧みにコントロールするによって声が生み出されますので、声の質を良くしたいと思うのであれば、呼吸を意識するよりも、顎と舌の動きを良くすることに意識を向けることの方が重要となります。

 

顎と舌の動きを良くするための脱力トレーニングを行うことで、良質な声を生みだすことができるようになります。

 

脱力クリエイトでは、体型や体質に合わせた脱力トレーニング「脱力発声法」を行っております。

  • 声の通りを良くしたいとお考えの方
  • のどの負担を軽減したいとお考えの方
  • オリジナルな声を手に入れたいと思われる方

におすすめです。