我々は、何気に手を動かして道具を使ったり、足を動かして歩いたり、顎を動かして声を出したりしてします。
これらの動作を意識せずにスムーズに行えるのは、体幹部が体の重心をバランスよく調整できるように柔軟に動いているからです。
しかし、残念なことに年齢と共に体幹部の動きが固くなってしまいます。
このことで、
- 筋力
- 柔軟性
- 内臓の働き
低下します。
これらが低下すると、それらをつなぐ脳神経系のネットワークの働きも悪くなります。
このことで、身体機能(パフォーマンス)の低下、痛みや不調、病気や怪我が起こります。
例えば、多くのスポーツ選手が20代半ばから30代ぐらいの年齢で引退すると言われています。
一般的な仕事ではまだまだ若手で、これからという年齢です。
大きな理由は20才をピークに体力が衰えるため、ハイパフォーマンスを維持し続けることができずに成長する若手との競争に負けてしまうからです。
一つは、幼少の頃から過酷な環境下でプレーし続けてきたことによる体の歪み(ひずみ)による怪我や負傷よる影響があるかもしれません。
これらの怪我や不調も体幹部の動きが固くなることによって起きます。
トッププロのハイパフォーマンスを要求される世界では、僅かなパフォーマンスの低下が成績の低下につながり、選手生命の終わりを意味するのでしょう。
我々のような一般人は、ハイパフォーマンスを要求されないことともありますが、20前後に仕事を始めます。
なので、20代ばぐらいでは経験値が低いので3、40代の人にはかないません。
それに対してスポーツ選手などは、幼少期からはじめているので20代でも15年以上のキャリアを持つベテランです。
キャリアを積み重ねれば経験値が上がり技術も上がります。
しかし、それに反比例して体幹部の動きが固くなります。
トッププロも、我々のような一般的な人間も、20歳を境に体幹部の動きが固くなります。
体幹部の動きが固くなると体の重心をバランスよく調整することができなくなるため、手や足とを連動させて動かせなくなります。
この結果、年齢と共に技術は上がっても総体的な身体機能(パフォーマンス)が低下してしまいます。
このように、体幹部の動きは人間が行うすべての動作に反映されてしまいます。
そこで、体幹部の動きを向上させることができれば、年齢を重ねても身体機能を向上させることができると考えられます。
このことが、コア(体幹)のトレーニングを行う意義はここにあります。
コア(体幹)トレーニングの意義
年齢と共に体幹部の動きが固くなり、このことが身体機能(パフォーマンス)の低下の原因です。
ですが、若かりし頃、体幹部の動きに意識を向けたことがあったでしょうか?
若い頃は、体幹部の動きを意識しなくても全身の筋肉自体が柔軟かつ強靭だったため体幹部も柔軟でした。
なので、求めるパフォーマンスに体幹部の動きがついていけたのです。
しかし、身体の柔軟さと強靭さが加齢と共に低下すると脳に記憶されている専門的な動きに体幹部がついていけなくなります。
それにも関わらず、記憶された動きに合わせようとして無理を重ねると負傷したり怪我をします。
しだいに、記憶されたイメージと実際の動きがかみ合わなくなり身体機能(パフォーマンス)の低下が起こります。
既存のトレーニングに欠如しているのが、体幹部の骨の動きをコントロールすることです。
脱力クリエイトの行うコア(体幹)トレーニングは、立ったり座ったりした状態で行います。
そして、コアの筋肉を鍛えるのではなく、コアの骨の動きをコントロールするという観点で行います。
体幹部の動きにフォーカスしてコントロールするコア(体幹)トレーニングを行う意義はここにあります。
既存のコアトレの問題点
既存のトレーニングにも、コアトレという体幹部をターゲットに鍛えるトレーニングがあります。
しかし、コアトレでは体幹部の動きを柔軟にすることができません。
コアトレには、いくつかの問題点があります。
まず、コアトレは体幹部に着いている筋肉を収縮させ続けることで鍛えるものなので、体幹部の動きを固定させてしまいかねません。
そして、コアトレはマットに横になって行うものが多いことです。
実際の行われる動作はほどんど立ったり、座ったりする状態で行われるため、重力や骨の垂直抗力を利用することが前提です。
なので、コアトレのように横になって行うと重力と骨の垂直抗力の働きを無視してしまうためコアトレで鍛えた筋力を実際の動作に活かすことができないのです。
コアトレの性質を理解せずに行うと、かえって身体機能(パフォーマンス)の低下を招いてしまいます。
体幹(コア)の機能を高める脱力トレーニング
脱力クリエイトの行うコア(体幹)トレーニング「丹田トレーニング」は、立ったり座ったりした状態で行います。
そして、コアの筋肉を鍛えるのではなく、コアの骨の動きをコントロールするという観点で行います。
年齢と共に体幹部の動きが固くなり、このことが身体機能(パフォーマンス)の低下の原因です。
ですが、若かりし頃、体幹部の動きに意識を向けたことがあったでしょうか?
若い頃は、体幹部の動きを意識しなくても全身の筋肉自体が柔軟かつ強靭だったため体幹部も柔軟でした。
なので、求めるパフォーマンスに体幹部の動きがついていけたのです。
しかし、身体の柔軟さと強靭さが加齢と共に低下すると脳に記憶されている専門的な動きに体幹部がついていけなくなります。
それにも関わらず、記憶された動きに合わせようとして無理を重ねると負傷したり怪我をします。
しだいに、記憶されたイメージと実際の動きがかみ合わなくなり身体機能(パフォーマンス)の低下が起こります。
既存のトレーニングに欠如しているのが、体幹部の骨の動きをコントロールすることです。
体幹部の動きにフォーカスしてコア(体幹)をコントロールする「脱力トレーニング」の意義はここにあります。