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二の腕エクササイズ

二の腕のたるみが気になっている人も多いかもしれません。

 

また「振袖」とも言われています。

 

若い頃は二の腕に張りがあり気にすることはありませんが、年齢を重ねるごとに張りがなくなってきます。

 

その大きな原因となっているのは、上腕三頭筋の衰えです。

 

この筋肉は、上腕二頭筋という筋肉の拮抗筋です。

 

上腕二頭筋は、俗に言う力こぶの筋肉で日常生活でもよく使われます。

 

しかし、上腕三頭筋はあまり使われません。

 

それは、腕を伸ばすことはあっても力を入れて腕を伸ばすという動作が少ないからです。

 

あったとしても、意識的に行わなければいけません。

 

例えば、引き戸を開け閉めする時に腕を伸ばしますが、これも多くの人は腕を曲げるようにして戸を閉めているからです。

 

その上、最近は引き戸が少なくなっており、あったとしても自動ドアです。

 

このように、腕を曲げる動作が多いため上腕二頭筋はよく使われるのに対して、二の腕と呼ばれる上腕三頭筋はあまり使われることはありません。

 

なので、余程気をつけていないと「振袖」を避けることはできないのです。

 

では、どのようにすればいいのでしょう?

 

上腕三頭筋を使って振袖をなくすエクササイズがあります。

 

このエクササイズを1回につき10回を1日3回行うことで二の腕に張りが戻り「振袖」を留袖に、留袖を張りのある二の腕に変えることができます。 

では、このエクササイズを詳しく説明していきたいと思います。

二の腕エクササイズ

挙上横振り

両腕を上に挙げ、そのまま横にゆすると腰椎(腰の背骨)を左右にゆれるように動きます。

 

肩甲骨から腕を動かすようにすると振りやすくなります。

 

この時、目線が動かないように行うことが重要となります。

 

この動作で肩甲骨と肋骨まわりの筋肉がまんべんなく使われます。

 

また、末端に溜まったリンパの流れが良くなり、腕が引き締まります。


上腕の外旋屈伸

腕を上げて肘を曲げる。この時、手が頭の後ろにまわす。

この状態から腕を伸ばして5~10秒キープ


腕を伸ばした時に普段使われない二の腕の筋肉(上腕三頭筋)が使われ、二の腕が引き締マリます。

また、肩甲骨まわりの筋肉がストレッチされて五十肩の予防にもなります。


上腕の内旋屈伸

腕を内旋させながら後ろにまわして腕を曲げる。

この状態から、後ろに伸ばした状態から5~10秒キープ


腕を伸ばした時に上腕三頭筋が収縮することで二の腕が引き締まります。

また、普段使われない肩甲骨まわりの筋肉(広背筋、菱形筋群)が収縮し、肩甲骨が後ろに動き、背筋が伸び、姿勢が良くなります。

あと、胸まわりの筋肉がストレッチされて五十肩の予防にもな離ます。