- 開脚ができるようになりたいと思っている
けれど
- 体の硬い方
におすすめです。
多くの開脚の動画は、柔らかい人向けだと感じます。
私自身、とても体が硬くて、開脚なんてとてもじゃないけれどできませんでした。
今も柔らかくありません。
なので、体の硬い人の気持ちがわかります。
ですが、以前よりも開脚して、前屈することができます。
多くの方は、
- 開脚するためには体が柔らかくなければならない
と思っているかもしれません。
しかし、そうではありません。
開脚できないのは、体が硬いからではなく、開脚という運動の原理と方法を知らないからです。
この原理と方法を知ることができれば、体の硬い人でも開脚を行えるようになります。
開脚を行う際に注意すること
脱力クリエイトでは、180°開脚を目指しておりません。
股関節の構造上、180°という角度は不自然であり、関節とその周りの靭帯、腱などを傷める恐れがあるからです。
なので、角度の上限を160°までに留めるようお願いしております。
この点は、ご了承ください。
このように、開脚には股関節やその周りに筋肉に負担をかける恐れがありますので、注意が必要です。
開脚を行う際の注意点などについて、下記に記載いたします。
開脚を行わない方が良い方
- 先天的な股関節の変形
- 病気や怪我などによる変形性股関節症
- 急性腰痛( ぎっくり腰、腰椎椎間板ヘルニア)
- ハムストリングスの肉離れ
注意が必要な方(医師の指示が必要な方)
- 腰痛のある方
- 股関節に痛みのある方
開脚を行う際に注意する点
- 頑張って伸ばさない
- 行う姿勢に気を付ける
- 成果を急がない
開脚ができない理由
開脚ができない大きな理由がありますが「筋肉が固いから」ではありません。
その原因は
- 体の歪み
です。
体の歪みを整えると開脚をしやすくなります。
その理由は、体の歪みが改善されると、骨の位置(アライメント)が良くなり、関節の動きが良くなるためです。
もし、体の歪みを改善しないまま力任せに固い筋肉を伸ばそうとしてしまったら、逆に筋肉の緊張を強めて逆効果です。
筋肉には「伸びたら縮む」という性質があり、これを伸張反射と言います。
これは、伸ばされた筋肉をそのままにしておくと切れてしまう恐れがあるため、切れる前に筋肉を緊張させて筋肉が切れてしまわないように防御するために働く反射です。
この伸張反射を防がなければ、筋肉を伸ばすことはできません。
この反射を防ぐ方法として、筋肉を使う方法があります。
どのように行うのかと言いますと、
- 伸ばそうとする筋肉の反対側の筋肉に力を入れる
そうすると、伸ばそうとしている筋肉の緊張が解けてきます。
緊張が解けることではじめて伸ばすことができます。
これは、筋肉の性質であり「相反抑制」と言います。
例えば、モモの裏側の筋(ハムストリングス)を伸ばしたいのであれば、モモの前の筋肉(大腿四頭筋)を収縮させます。
そうすると、次第に、ハムストリングが緩んできます。
このような動作を毎日、繰り返し行っていくことで、ハムストリングスの緊張が解けてきます。
ですが、開脚で伸ばさなければならないのはハムストリングスばかりではありません。
モモの内側の内転筋群も緩めなければなりません。
あと、あまり言われていませんが、腸腰筋も緩むと開脚をしやすくなります。
これらの筋肉の緊張を解いていくうちに、柔軟性が出てきます。
詳しくは「美脚になるパワーストレッチ」をご覧ください!
【YouTube動画】相反抑制を利用したパワーストレッチ
しかし、これらの筋肉の緊張を解くだけでは開脚は行えません。
最も大切なことがあります。 それは、
- 骨盤の位置
にあります。
骨盤の位置が悪ければ、股関節がスムーズに動かず、体を前に倒すどころか、脚を開くこともできません。
なので、骨盤の位置を整える動作を行う必要があります。
そのための秘訣が、独自に考案した自力整体「身体を整える調整動作」で、 「体質改善プログラム」の中で詳しくお伝えしております。
開運開脚は、「身体を整える調整動作」を応用した方法で行います。
なので、
- 体が固いけれど大丈夫かな?
と思われている人でも取り組んでいただけます。
開運開脚を行うことで、過度の緊張から解放され、自律神経が整い、姿勢の崩れを修正され、柔軟性が高まります。
また、開運開脚には、身体の柔軟性を高める働きのほかに、心理面でも効果も期待できます。
心を解放する開運開脚
開運開脚の効果は、体の緊張を解くばかりではありません。
心の緊張を解き、心を解放する効果もあります。
私は元々指圧療法を行っていました。
その経験上、筋肉の緊張を解くと心の緊張が解けやすくなることを知っています。
指圧の原理を応用すれば、自分で自分の心を癒すこともできるようになります。
身体に流れる東洋医学でいう経絡というラインがあります。
東洋医学には陰陽五行説という概念があり、指圧療法はそれに基づいて治療を行います。
その中に五臓六腑というものがあり、現代医学でいうところの内臓にあたりますが、西洋医学で言われる臓器そのもののことではありません。
東洋医学で言われる五臓六腑は、内臓の「働き」を表しているもので、内臓自体の働きだけではなく、感情・行動・皮膚や筋肉などの働きのその臓腑に対応していると言われています。
この五臓六腑と、皮膚や筋肉とが対応しているラインがあり、これが「経絡」です。
この「経絡」のラインですが、
腕に心(心包)と肺の経絡が通り、腕の親指側に肺経、腕の小指側に神経、腕の真ん中に心包経が通ります。
脚に肝・腎・脾の経絡が通り、脚の内側には肝の経絡、脚の後ろには腎の経絡、脚の前には脾の経絡が通ります。
また、経絡は心理面も司っており、
- 肝は怒り
- 心は喜び
- 脾は思い
- 肺は憂い
- 腎は恐れ
と関係しています。
例えば、
- 怒りを抑え込むことで肝の経絡
- 恐れを抱くことで腎の経絡
がこわばり
- 思い悩むと脾の経絡
が弱くなり、
脚の経絡のバランスが崩れてしまいます。
そうなると、脾の経絡の働きが弱くなり、思い悩みやすくなる心情になってしまいます。
これら経絡に対応している筋肉反応することで、脚の内側の内転筋群と後ろ側のハムストリングスがこわばりやすくなり、そうなると脚の前の大腿四頭筋が衰えやすくなります。
開運開脚(開脚ストレッチ)には、肝と腎のこわばりを解き、脾の力を強くする働きがあります。
このことで、脚の経絡のバランスが整い、心のこわばりが解けてきます。
そうなれば、気分が楽になります。
開運という意味が幸せになるいう意味だとしたら、開脚を行うことで幸福感を感じることができるのでは!と考え、「開運開脚」という名前をつけました。
開運開脚は、ただの股割ではありません。
大田式調整動作®のノウハウを駆使した開脚法です。
意味もなく脱力するのではなく、
- 適度に筋肉を使って代謝を上げ
- 無駄な緊張と解くことで体を緩ませて
- 体を伸ばしていく
従来の筋肉のストレッチにはない新たな手法を用いて行います。
なので、
- 体が硬い人
にも取り組みやすい方法です。
開運開脚を行うことで、体の緊張が解けるばかりではなく、心の緊張も解けてきます。
そのことで、
- 心が解放される!
- 思考が柔軟になる!
- 行動力が高まる!
などの精神的効果も期待できます。
開運開脚のやり方
開脚チェック(before)
開脚ストレッチの最初と最後に行い、その違いをチェックします。
床に座り、無理のない範囲で両足を開きます。 (前に倒す必要はありません。)
この動作は、
- モモの内側(内転筋群)の柔軟性
- おしりの筋肉(中殿筋)の筋力
- モモの裏側(ハムストリングス)の柔軟性
- モモの前側(大腿四頭筋)の筋力
が必要です。
骨盤を立てて座ることが困難な場合
-
腰のインナーマッスル(腸腰筋)の柔軟性
-
骨盤のインナーマッスル(外旋筋群)の筋力
の低下が考えられます。
骨盤が後ろに傾く
骨盤を立てた状態
股割りを行うことで脚の柔軟性を高めるばかりではなく、衰えやすい股関節周りの筋力を向上させる効果があります。
身体を整える調整動作
筋肉の「伸びたら縮む」「縮めば緩む」という性質を利用して身体のバランスを整え、身体が整った状態を脳にインプット(記憶)する大田式調整動作®︎の手法を用いた自力整体法。
体のバランスを整えることで、全身の関節の動きが良くなり、骨の動きが高まります。
このことで、骨と骨とを繋ぐ筋肉への負担が少なくなって柔軟性を高めることができます。
パワーストレッチ
股関節エクササイズ
大田式調整動作®︎の手法を用いた股関節周りの筋肉を鍛えるエクササイズ。
骨盤のアライメント(位置)が整い、股関節の動きが良くなることで骨盤を立てやすくなります。
詳しくは、股関節エクササイズをご覧ください!
開脚チェック(after)
自力整体を行った後に、再び開脚を行います。
脚が開きやすくなることを実感できるでしょう。
【開脚して前屈をしたいと思われている方へ】
まず開脚をして骨盤を立てられますか?
骨盤が立たなければ、前屈することはできません。
無理をすると、腰や股関節を痛めて大変危険です。
自力整体を行うこで、徐々に骨盤を立てることができるようになります。
そうしてから、開脚前屈を行っていきます。
開脚調整動作(開脚チェックで骨盤を立てられることが条件)
「身体を整える調整動作」の手法を開脚動作に応用した開脚のための開脚前屈。
開脚前屈を行うためには、ハムストリングス(太ももの裏の筋肉)と内転筋(内ももの筋肉)の柔軟性を高める必要がありますが、それだけでは開脚前屈を行うことはできません。
もっとも大切になるのが、
- 骨盤の前傾(上体を前に倒す)
と
- 股関節の外旋(太ももを外側へ回す)
の動作です。
これらの動作を行えなければ、開脚前屈を行うことができません。
まず、骨盤まわりの筋肉の張りのバランスを整えることから始めます。
このことで、骨盤のアライメント(位置)が整い、それに伴って股関節のアライメントも整うと骨と骨とを繋ぐ筋肉への負担が少なくなって柔軟性が高ま利、開脚前屈が行いやすくなります。
そうしてから、
- 股関節の外旋動作が行いながら、骨盤を前に倒す
開脚前屈を行なっていきます。
YouTubeによる開脚動画のご案内
【このような方におすすめ】
- 開脚ができるようになりたい
- 猫背を改善したい
- 柔軟な身体を手に入れたい
タイトル「体が硬い人でも開脚ができるようになる!」動画
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【YouTube動画】伸張反射を利用したストレッチ