強刺激の問題点(侵害刺激反射による悪影響)

一般的なマッサージや整体の問題点とは、

  • 強く押したり揉む
  • 瞬間的な強い矯正
  • 筋肉を強く引っ張る

ことです。

 

これら強い力で行われる手技は、筋肉の緊張を強める恐れがあります。

 

そうなると、体のバランスを整えられなくなります。

 

せっかく肩こりや腰痛、痛みや不調を改善したいと思っている方にとっては逆効果です。

 

ですが、これらの強い手技には人気があります。

 

それは、なぜなのか?

 

強い刺激には痛みなどを鎮静させる効果があり、強い力で揉んでもらたり矯正してもらうと受けた後に痛みや不調が軽減するからなのと、やってもらった感が強いからです。

 

ですが、痛みや不調が軽減するのは一時的なもので、時間が経てば、それまでより痛みや不調が強くなります。

 

なぜかと言いますと、強い刺激に対して侵害刺激反射(強い力に対して筋肉を収縮して守ろうとする)が起こり筋肉の緊張を強くしてしまうからです。

 

ですが、この反射は無意識のうちに行われているので、マッサージや矯正に慣れた人には筋肉に力が入っているとは気が付きません。(痛みや不調を抱えている人は、身体の感覚が鈍くなっていることも一因としてあります。)

 

強い刺激に慣れている人には『力が入っている』とは感じないので、受け慣れている人には「もっと強く押して」と求める心とは裏腹に、筋肉は「強い力が入ってくる力を入れて守ろう」として侵害刺激反射が起こっています。

 

このようなことを繰り返すことで筋肉の緊張が強くなり、しまいには、筋肉や関節や神経を痛めてしまいます。

 

なので、侵害刺激反射を起こさないように調整を行う必要があると考えています。