冬になると露出が少なくなりますが、でも冬になって太ってきたと気にしている人もいるかもしれません。
冬に太ってしまうのは、正月に食べ過ぎたからなのか?寒いから動かないからなのか?なのでしょうか?
本当のことを言うと、冬はダイエットには最適な季節です。
なぜかと言いますと、冬は外気が寒いため体温が下がらないように熱を作り出すことで代謝が上がるためです。
代謝が上がると脂肪が燃焼しやすくなります。
なので、冬こそダイエットの効果が出やすくなります。
でも、寒いと動くのが億劫になってしまいます。
そうして、暖かい部屋から出ることなく、食べてばかりの生活になってしまいがちです。
「こたつにみかん」
この言葉が、このような生活を象徴しています。
ここで、太ってしまうメカニズムについて書いていきたいと思います。
よく「油物を食べると太る」とか「肉を食べると太る」とか「カロリーの高いものだから太る」と言われます。
確かに一理ありますが、その通りではありません。
太るとは、体に脂肪を蓄積した状態を言います。
実際のところ、油物だけをとっても太りません。
???と思われるかもしれませんが、脂肪だけをとっても体脂肪にはならないのです。
脂肪は悪者のように言われがちですが、生命活動を行う上で欠かせない物質で、
- ホルモンの材料
- 細胞膜の材料
- エネルギー源
など、さまざまな場面で使われます。
それが故に、体に蓄積させようとします。
脂肪がなくなることが生命の危機に直結するためです。
なので、消化した脂肪分は、吸収されると使われ、ほとんど蓄積されません。
では、体脂肪として蓄積された脂肪は、どこから入ってくるのでしょう?
それは、過剰に摂取した糖質によるものです。
糖質も、生命活動を行う上で重要な働きをしますが、過剰に摂取すると血液中の血糖値が高くなります。
血糖値が高くなると、血糖値を下げるために膵臓(すいぞう)よりインスリンというホルモンが分泌されます。
インスリンは、血液中で過剰になったブドウ糖を肝臓にてグリコーゲンという物質に変えて蓄積する働きがあります。
それよりも多い時には、体内の脂肪細胞へ取り込み体脂肪という形で蓄積するのもインスリンの働きです。
なので、糖質を過剰に取り続けてしまうと、脂肪が皮下に蓄えられ、これが肥満の原因になります。
さらに、糖質をたくさん食べた上に、脂肪も多く摂ってしまうと、肥満に拍車をかけてしまいます。
お砂糖がたくさん入っていて脂肪分も多い食べ物の代表選手がケーキです。
冬太りを改善するためには、糖質、脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラルを含むバランスの取れた食事です。
そして、
- 砂糖を多く含むお菓子
- 果糖を多く含む清涼飲料水
などを控えることです。
あと、人工甘味料も控えていた方が無難かと思います。
同じ糖質でも、お米や小麦などはデンプンが主成分で、デンプンは多くのブドウ糖が結合したものですので果糖は含まれていませんし、消化に時間がかかるので急激に血糖値が上がることはありませんので、基本的に摂取を控える必要はありません。
そして、運動です。
寒いからといって体を動かさなければ、筋肉が使われず、代謝が落ちてしまいます。
激しい運動をする必要はありません。
できれば、歩きに行ったりとした方が良いとは思いますが、お部屋でスクワットなどをするのもいいでしょう。
もし、歩きに行くのであれば、外に出る前に、暖かい部屋で軽く体を動かして、体を温めてから外出すれば、すんなりと体が動くと思います。
この冬の寒い季節は、代謝も上がりやすくなります。
露出の多い夏に備えてダイエットするのであれば、寒いこの季節!今でしょう!