体の歪みは、骨格の歪みが原因ではありません。
筋肉の張りのアンバランスが体の歪みの原因です。
なので、骨格の矯正を施しても体の歪みを改善することはできません。
だからと言って、マッサージで筋肉の緊張を解いたとしても歪みを改善することはできません。
なぜならば、日常生活を記憶している脳のプログラムによって筋肉の張りのバランスが決まっているからです。
そして、日常生活の約3分の2の時間は、立ったり、座ったりしている時間です。
その間、常に重力に押し潰され続けます。
なので、体を支える腹横筋が働くような身体調整が必要となります。
そのためには、立ったり座ったりした状態で筋肉の張りのバランスを整えなければなりません。
このようにして構築したのが「大田式調整動作」オリジナルの立位調整です。
老化によって硬化した筋肉を柔軟にする
人は年齢と共に老化し、筋肉が硬くなります。
特に、怪我などでダメージを受けた筋肉は再生した際に硬くなってしまいます。
また、栄養不足などによる筋肉の萎縮によっても筋肉が硬くなります。
さらに、内臓の筋肉(平滑筋)も老化やダメージ、栄養不足によって例外なく硬化します。
このように硬くなった筋肉は柔軟性に欠け、筋肉の「伸びたら縮む」という筋肉にとって重要な性質が失われてしまいます。
そこで、硬化した筋肉の柔軟性を取り戻す動作を行なっていきます。