セルフ整体法によって疲労の回復が図れる最大の理由は、腹横筋によるものです。
腹横筋とは、おなかの筋肉の一番内側にあるインナーマッスルです。
ただ、腹横筋は筋力トレーニングでは鍛えることができません。
仕事や趣味で体を酷使すると、体に強い歪みが生じます。
このことで、胸郭と骨盤の間隔が狭くなり、腹横筋が働きにくくなります。
そうなると、おなかがたるみます。
なぜならば、体幹を支える働きを腹横筋が担っているためです。
おなかがたるむとウエストが太くなるばかりか、内臓が圧迫されて内臓の働きが悪くなります。
このことで、疲労の回復が損なわれてしまうのです。
セルフ整体法を行うことで体の歪みが改善できると、胸郭と骨盤の間隔が広くなり、腹横筋が活発に働くようになります。
このことで、内臓の圧迫が解け、内臓の働きが良くなり、疲労の回復を早めてくれます。
また、背骨も圧迫されなくなるため、体全体の関節の動きも良くなり、筋肉にかかる負担も軽減され、バランスよく筋肉が使われるようになります。
さらに、負荷をかければかけるほど筋肉が強化され、強靭かつ柔軟な筋肉を手にすることができるようになります。