空間把握能力
パフォーマンスを向上させるためには、身体機能を高めることばかりに意識が向く人が多いかもしれません。
例えば、筋肉を鍛えてパフォーマンスが上げるなど。
しかし、それだけでは不十分です。
筋肉を鍛えて身体能力を高めたとしても目標を向けて力を発揮できなければ意味がありません。
パフォーマンスを向上させるためには、その状況を判断する力、情報収集能力と情報処理能力が必須なのです。
例えば、ゴルフなどでスコアを上げたいと思うとします。
そのために、筋トレをして飛距離を伸ばそうとします。
しかし、飛距離を無理して伸ばそうとするとフォームが崩れてコントロールが悪くなり、かえってスコアを落としてしまいかねません。
そればかりか、体に無理な動作を強いてしまい、故障の原因にもなってしまいます。
筋トレの前に行わなければならないのが、力まずにしっかりとボールをミートすることです。
そのためには、自身の体とクラブとボールとの距離間を認識すること、これが空間意識®︎です。
そして、ボールをしっかりとミートしてまっすぐに飛ばす。
ボールをまっすぐに飛ばせるようになったら、ボールを落とす場所を明確にしてしっかりとコントロールする。
そのためには、ボールとコースの地形との距離間を認識する必要があり、これも空間意識®︎です。
これらのことを心がけることで、飛距離に拘らなくてもスコアを上げることができます。
そうするうちに、体にかかる負担が少なくなり、無駄な力が抜けて、徐々に飛距離も向上していくでしょう。
このように、自身の取り巻く環境を的確に把握することがパフォーマンス向上に必要なことです。
しかし、人は、目先のことに囚われてしまいます。
そうして、視野が狭くなり、周りが見えなくなります。
逆に、周りを気にし過ぎても、うまく行きません。
情報は多いほど良いのですが、多い情報に振り回させれしまっては本末転倒です。
このことが、過緊張の原因となり「脱力」の妨げになります。
視野を広げ、多くの情報を把握し、情報に振り回されないようにするためには、視覚情報を圧縮する必要があります。
大田式調整動作を行うことで空間把握能力が高まり、
などの効果が期待できます。